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皮膚科の先生に「なんでこんなになるまで来なかったの!」って言われたのが怖くて皮膚科に行かなくなったのを、ままに言えてない

だから明日の午前中には絶対に皮膚科にはいかない

だけどなるべくはみ出さないように、慎重に真白く塗った爪を肌にたてるとき、建物が崩れていくみたいな音がするのが少しだけ怖かった

おわり

 

どんどんなにも言えなくなっていく

自分の言葉を忘れていく

何回も繰り返したあの時の幸福は擦り切れていく、

どうしたってひとりなこととひとりでは生きていけないことの背反するふたつの事実がわたしの目をくるくるさせる

これも君は共感してくれないらしいし

19歳のわたしはまだ踊り方も知らなくて、期待しないこともできないし

怖がってないと安心できない

 

春の陽はひらひらとわたしの先でまわってみせる

わたしが前進するたびに、わたしをゼリーみたいに抱きしめる

空が水色になる瞬間に梅のつぼみが産まれるの

 

はやくはやくはやくはやく、あーくそつまんない、いらいらしてきた さよなら

20240206

私の秘密を守ってあげてね

 

きみたちどうせ最後まで読んでくれないね。単語だけ斜めに掬い上げてわかったような気になんてならないでね。東京の雪とか服だらけの床とか地元の終わってる本屋とか、全部関係のない話だよ

 

 

夢も憂鬱も東京も、私が全部見せてあげるよ

 

 

生まれ変わったら花の名前の女の子になりたい

やっぱり人のことちゃんと大事に出来ないからやっぱり人の人生にさわれなかった 毎日はだれにも触られずに、五本指の蔦に絞められていく

大事にしようと思ったことだって何回もあるんだよ、だけどなかったことにしようとするのはいつだって、いつだってわたしじゃないのに

勘違いかな?本当のこと言ったら怒るくせに。

手を繋いだら、頭を撫でたら 首筋を噛んだら頬の柔らかさを知ったら、それは大事にしているってことですか?去年の3月を何度も繰り返す 曇りの日の信号が白色に光っている、君の爪が、ピンク色をくゆらせるように艶めいている、怒るくせに、おこるくせに

 

 

豚肉のソテーの残り ペペロンチーノ 洋梨のヨーグルト 生ハム マシュマロ入りのココア

サダハルアオキとヴィヴィアンのクッキー食べたい

まばたきとまばたきの間を縫って生きてることを思い出すみたいに味蕾のこと考えて、空の温度を見る レンジの扉を開けて空洞を取り出す

グレーの幕を部屋にかけて眠る 机の上に増えていくガラスのコップにひと口分の水を余して干涸びるのを待っている

 

 

喋りたい時しか喋れなくて、聴きたい時しか聴けないなら最初から最後までひとりでいいのに

甘やかしすぎた文字列がわたしの足首を掴んでいる さよなら さよーならは?

 

 

品性くれ

まず音楽が本当に素晴らしいです特にエンドロール。マジで。

すごく静かな映画なので脳のリソースを全部取られず、常に考える余地があるのが私的に結構新感覚で面白かったです。言語化できる余白があるというか、それを許されているような感じ

きっとヴィム・ヴェンダースも鮮やかで繊細な感受性や温度のある想いを持っている人なんだろうな

 

1日目、わたしには役所広司(平山)が完璧な人間に思えてなりませんでした。てゆーか最後まで、慈しむ行為において役所広司が最も相応しい人だとおもった。。ただのトイレ掃除のおじさんなのにね。品性ってこれかー!とめちゃくちゃ思いました。箒の音で目覚める、起きて窓の外を横目で見る、神社の鳥居でお辞儀をする、1日を反芻した夢を見る。無口な主人公だけど植物を見つめる幸せな眼差しをこちらが察することができるって、役所広司!ヤバ!演技うま!わら

 

どうしてお爺さんお婆さんになると手が震えるんでしょうか。感覚神経が麻痺していくのでしょうか。早く年老いて手が震えて、全てのものに優しく触れられる人間になりたい。

わたしはティーンエイジへの執着に囚われの身ですが、そんな風になれるのなら早くお婆ちゃんになりたいとか少し思いました 普段あんなに化粧水とか塗りたくってんのに丸い背中や前に出た首を決して醜いとは思えなかった

 

柄本時生は最悪でしたねマジで。なんも考えてねーバカ。すげー嫌いなタイプです。こういう奴がいるから私は「なんでも幸せになれるなら僕のとくべつ取らないで」って言わなくちゃいけないんだよ!と憤慨モノでした まあ役所がいいならいいけどね!!

この靖子ちゃんの歌詞、揶揄ってくる奴にお前に言ってるんだよと言いたい

 

毎日少しずつ自転を繰り返す世界の周りでスカイツリーが背後や目前にある変わらない環境、その中にも必ずある時に綻びであり時にユーモアやかがやきである時間の流れ、ずっと今のままではいられない、という歌、ちょー生きてるって感じしますね

 

まあ私は服買いたいし髪染めたいしおいしいお菓子でお茶したいしてかそもそも品とかセンスとか満たされることとかが足りなすぎてあんな暮らし出来ませんけどねー! それはそれ 今は今 今度は今度ってこと!

という感じです すごく素敵な映画だと思う、みんなも是非見てみてねー 役所マジナイス!

溺れるナイフのテーマを朝聴いたらわたしを貫く閃光がどうしてもほしくなっちゃって、映画の先にあるのはわたしの渇望かって思いました

欲しいものの手に入れ方なんて教えてもらえなかったよね、緻密って言葉の隙間はウエハースに似ている気がする それを君の視線は埋められるからきっとそういうふうに見えるのですね

早く壊れて欲しい

 

気持ち悪くなりたいもっともっと気持ち悪くなって、誰かの神様になれたらってあの子がずっと言っていた あの子の親友が撮った映画を見た羽が舞っていた、羽が舞うシーンにはそれ相応の激しさを内包する感情があるから好きだと言っていた誰かを忘れることはなかった

 

感覚の中では雪が降っています。誰かの気持ちをななめに通って、わたしの睫毛もしんしんと重力に負けてしまうのでした マニキュアが剥がれていく過程が劣化しているみたいで安心する、もうどうでもいいから全部、ひび割れてゆく頬が元に戻らないことを願っています

 

また遊びに行こうね

 

おやすみBGM+

君に届くな/大森靖子

Dendrite/antihoney

おまえみたいなバカには私のパンクはわからない!💢💢💢(激踊り)←サイコーすぎてワロタではある

指がかじかむ感覚で目線が地底に固定される
お昼下がり わたしと漂流する教室はひとつの行き止まりへと辿り着きます。わたしは結局言いたいことなんてないんでした、「みんなが私のこと嫌いなのわかってる でも私だってみんなのこと好きじゃない」だったんでした、桜の木になりたかったんでした、全部忘れかけてた

夢を見たところで


公開日にゴーストワールドを見に行きました 最前列だった

イーニドが退屈と自分をを持て余すばっかりに周りを振り回して困らせて、最後はやっぱりひとりぼっちになっちゃったね…って自分に覚えがありすぎてアー…とおもいました でも家に帰ってお母さんにそれを話したら、(お母さんは大学生の頃あたまを緑色に染めていた)あれはイーニドが自分で一歩踏み出した明るいエンドだと思うと話してくれた

狭い場所にいても「その中で」おもしろい人としか出会えないんだそうです だからイーニドはヘンテコなおじさんに恋心なんて抱いてしまうし、レベッカは期待したよりずっとまともな人生を送る 

女の子2人の映画じゃ無くて、みんなの映画でも無くて、思ってたよりひとりひとりだったって言ったら学校ってそういう場所だったでしょうと言われた

息がしづらい場所にいるときっとそうなってしまうんですね サントラは廃盤になっているレコードの曲(監督の私物)ばかりらしく、たぶん監督さんもクソサブカルなことを考えると確かに自省だけではなくて そのつまんねー場所なんかにいなくたっていいんだよと言ってくれてるのかもしれないなあ、と思ったりしました

疎外感というのは退屈と情熱を産みます でも自分はもうそういうの感じたくないなー

千葉県の隅っこで、体育座りで、考えすぎちゃってきたような気がします 傲慢か

 

 

ママはどんなにゴミ映画でも最低2時間はそれについて喋りたいと言っていてめんどくさい彼女みたいで良い 君の声でそれが形作られるなら、聴いていたいなあとおもいました


また知りたい事が増えて、わたしはこの世のすべてを君と話し尽くしてしまいたいと思うようになる わたしがいなくなった時にはわたしが全てを知っていたせいで、君の世界にはわたしの手垢がついたものしかなくなっていたらいいです。そうしたら君はきっともう何も喋れなくなっちゃいますね わたしと君だけで結ばれた物語があるという事実があるとするならば、それはそれはすばらしいことです。

 

怯えるっていうのは素敵なことですね。もちろん幸せに躊躇なく飛び込むことはパーフェクトな行為なんでしょう。でもきっと、何かを恐れることで保たれる幸せのバランスも存在すると思うのですね。というか、幸福には恐怖がついて回るということでしょうか

忘れるのが怖くて抱きしめた気持ちとか、ひとりになった電車のなかで怒ってくれた歌声があったりする

六畳の隅でメソメソしている時は自分のことかっこわるいとしか思えないけど、そういうのも忘れるのもったいないと思うのですね だってそこにはいつだって君がいますから

 

 

まとまんなくなってきたのでおわらせます

よいパンク日和を!( i _ i )

写真縦なのウケる

 

 

 

おやすみBGM…♩

向かい合わせ/aiko