グレープフルーツ・ジュース

駐輪場に響くおばあさんの携帯の着信音 大好きなアウトロ 治っていく指先 あの子たちを見る度に、自分の唇の色を全部舐め取ってしまいたくなる 知識というのは楽しくなり方というのと同じ意味で、それは自分の手で掴んだものをそう言うのかもしれないと思う…

見づらい

見づらい

3/21

皮膚科の先生に「なんでこんなになるまで来なかったの!」って言われたのが怖くて皮膚科に行かなくなったのを、ままに言えてない だから明日の午前中には絶対に皮膚科にはいかない だけどなるべくはみ出さないように、慎重に真白く塗った爪を肌にたてるとき…

20240206

私の秘密を守ってあげてね きみたちどうせ最後まで読んでくれないね。単語だけ斜めに掬い上げてわかったような気になんてならないでね。東京の雪とか服だらけの床とか地元の終わってる本屋とか、全部関係のない話だよ 夢も憂鬱も東京も、私が全部見せてあげ…

品性くれ

まず音楽が本当に素晴らしいです特にエンドロール。マジで。 すごく静かな映画なので脳のリソースを全部取られず、常に考える余地があるのが私的に結構新感覚で面白かったです。言語化できる余白があるというか、それを許されているような感じ きっとヴィム…

溺れるナイフのテーマを朝聴いたらわたしを貫く閃光がどうしてもほしくなっちゃって、映画の先にあるのはわたしの渇望かって思いました 欲しいものの手に入れ方なんて教えてもらえなかったよね、緻密って言葉の隙間はウエハースに似ている気がする それを君…

おまえみたいなバカには私のパンクはわからない!💢💢💢(激踊り)←サイコーすぎてワロタではある

指がかじかむ感覚で目線が地底に固定されるお昼下がり わたしと漂流する教室はひとつの行き止まりへと辿り着きます。わたしは結局言いたいことなんてないんでした、「みんなが私のこと嫌いなのわかってる でも私だってみんなのこと好きじゃない」だったんで…

昨日送った手紙

11月の17時ごろになると木がざわめくことを、私は長い長い春と夏の間に忘れてしまっていたみたいです。背後を気にして歩く感覚が季節を先に歩いていた私を追いかけ続け、それは捕まえたついでにと私のワンピースの裾をつまんで自転車に引っ掛けるのでした。 …

2023/3/15 毎年変わらず春の光は白っぽくて、アスファルトまでもが薄く見えるのが3月って感じがする 毎日劣等感とばかり仲が良いので、昨日はうるさいうるさいー!泣!と思いながら帰ったら駅の駐輪場にチャリを忘れました だから今日取りに行ったのだけど、…